所沢矯正歯科 まつおか矯正歯科ブログ
2018年7月29日
切歯斜面版
前歯数本の反対咬合を改善するときに使う、取り外しタイプの装置です。前歯(切歯)を治療するので切歯斜面板と言われます。
混合歯列期の反対咬合に使用します。下の前歯にプレート状の装置を装着することで、上の前歯を前方に押し出して、上下の前歯を正常な咬み合わせに改善します。
プレートには傾斜がつけてあり、前歯で咬むことで上の前歯を押し出すような力が働きます。使用時間はできるだけ長いほうがより効果が高いです。
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2018年7月22日
咬合斜面板(ジャンピングプレート)
床矯正装置の一つで、混合歯列期に使用されます。過蓋咬合(ディープバイト)で、下顎の位置が後ろに下がっているときに下顎の位置を前方に誘導するために使用します。
上の顎に斜めのプラスティックのプレートを設置して、下の前歯をそこに押しあてることで下顎は前に誘導されます。このとき、奥歯は離れた状態にあるので、奥歯が挺出してきて咬み合わせの高さもあがります。
咬合挙上板との違いは、下顎の前方誘導と咬み合わせの高さの改善を同時に行えることです。
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2018年7月15日
咬合挙上板
取り外し矯正装置です。主に、永久歯に生え変わる途中の小学生頃に使用します。前歯の咬み合わせが深いときに、咬み合わせの高さを高くすることを目的に使われます。
上の顎にプラスティックのプレートを装着します。このプラスティックの部分と下前歯が接触するように設計されています。奥歯の咬み合わせは離れた状態になり、奥歯は少しずつ下に伸びてくるようになります。結果として、咬み合わせの高さは高くなり、前歯の咬み合わせも浅くなります。
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2018年7月8日
パラタルアーチ
ホールディングアーチと似たような目的で使用される、保隙装置です。歯を並べるスペースが少ないときに、抜歯矯正を選択するときがあります。上顎の小臼歯を抜歯してスペースを作るとき、奥歯が前に倒れてくることを防止する目的で使用されます。
ホールディングアーチとの違いは上の顎にプラスティックのボタンがつかない構造になっていることです。パラタルアーチでは上の奥歯に装着したバンドとワイヤーだけの構造になっています。これで、上の奥歯が前に倒れることを防止します。ワイヤー矯正と併用して用いられることが多いです。
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2018年7月1日
クワドヘリックス
上の顎の幅が狭いときに、上の顎の歯列弓を拡げる装置です。固定式の装置で、上の奥歯にバンドを装着します。このバンドにワイヤーが接続された構成になっています。
ワイヤーは奥歯から前方の歯にそわせるように調整されます。ワイヤーが内側から外側に力をかけることで、左右の歯の距離を拡げることができます。結果として、上の歯列弓が拡がります。
固定式で上の顎を拡げる装置として、急速拡大装置があります。急速拡大装置は比較的大きな力がかかる装置です。それに対して、クワドヘリックスは弱い力でゆっくりと歯を動かすので、緩徐拡大装置といいます。
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2018年6月24日
ホールディングアーチ
スペースを保つために使う保隙装置です。積極的に歯を動かす矯正装置と少し違います。どんなときに使うかというと、歯を並べるスペースを作るために抜歯をしたときに使います。このとき、抜歯をしてできたスペースに後ろの歯が倒れ込まないように歯を固定させる必要があります。
装置の構造は抜歯をした後ろの歯にバンドを装着します。上の顎の口蓋部にプラスティックできたボタンを設置して、バンドとワイヤーで結びます。口蓋部を固定源にして、上の奥歯の倒れ込みを防止します。
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2018年6月17日
急速拡大装置
上の顎の幅が狭いときに使われる矯正装置です。上の顎は2枚の骨が結合して構成されています。急速拡大装置を使うことで、つながっている部分を少しずつ拡げて顎の幅を拡げます。
適応となるのは主に、成長期くらいまでが多いです。歯を並べるスペースが少ないときや、奥歯の咬み合わせが交叉咬合(上の歯が下の歯より内側にある)になっているときに使われます。
装置の構成はバンドを左右2ケ所ずつ歯に装着します。この間をワイヤーでつなぎ、真ん中にネジを埋めるようになっています。ネジを回すことで外側に力が働きます。
使用期間は数ヶ月程度です。この間は装置は取り外すことができません。上の顎を拡げた後も状態を維持するために装置を入れたままにします。
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2018年6月10日
ムーシールド
乳歯列期の反対咬合の治療に用いられる、取り外し式の矯正装置です。受け口は遺伝的に下顎が大きいためにおきるだけでなく、唇や舌の力によって下顎が前に行くことでおきることがあります。
上の唇を巻き込むことで下顎を前に出す力が働くことや、舌を低い位置で前歯に押し付けることで下の前歯を唇側に押しだすことでも受け口はおきます。
ムーシールドは唇や舌の力で歯が影響を受けないように設計されています。筋機能をコントロールすることで受け口の改善を促します。1年ほど使用すると正しい筋機能が身につきます。使用するのは、寝ているときだけです。
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2018年6月3日
リンガルアーチ
リンガルアーチは歯並びを拡げたり、前歯を外に出すことのできる固定式の矯正装置です。取り外し式のものと違って、慣れるまで違和感が出ることもあります。また、歯磨きがしにくい部分もあるので、磨き残しに注意が必要です。
装置は左右の奥歯に金属のバンドを装着します。このバンドは歯にリングをはめるようにして、押し込みます。矯正治療が終わったあとはバンドを取り外します。
バンドの部分にワイヤーを取り付け、ワイヤーは歯にそわせるように曲げられています。そのことによって、歯の裏側から力がかかり、前歯を外に出したり、歯並びの幅を拡げることができます。
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2018年5月27日
アクチバトール
床矯正と同じように、取り外し式の矯正装置です。使用するのは床矯正と同じで睡眠中だけになります。床矯正との違いは上と下が一体になっていることです。なので、装置が大きくなる傾向にあります。装置は、プラスティックの部分にワイヤーが埋め込まれた構造をしています。
出っ歯、受け口、深い咬み合わせ、咬み合わせの左右のズレなどを改善するために使用されます。それぞれのケースでワイヤーの形状は違い、目的に合わせて前歯を適切に動かすように設計されます。咬み合わせの位置は改善したい位置に設定します。
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