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矯正コラム

2016年12月18日

矯正治療は装置が外れたからと言って、治療が終わりではありません。
インビザライン治療でもアライナーによる治療が終了しても、そのまま何もつけないでいいわけではありません。

矯正治療が終了した直後はまだ、歯を支える骨が固まっていない状態です。
しっかりと骨ができるまでは、矯正終了の状態を維持しなけれいけません。
後戻りの予防をする必要もあります。

そのときに使うのが保定装置です。
保定装置もいろいろな種類があります。
インビザライン治療ではアライナーと同様のもので、少し硬い素材のものを使うことが多いです。

初めの半年はアライナーと同じように20時間以上使用します。
その時点で、状態が落ち着いているようだったら、夜間のみの使用になります。
保定の期間は個人差があります。

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2016年12月18日

インビザラインは歯を抜かなくても治療ができることが多いです。
理由の3つ目としてIPRがあります。

IPRは歯と歯の間に隙間を作ることです。
歯を削ることで、歯が全体的に少し小さくなります。
歯の大きさを調整することで、歯の並べるスペースをコントロールします。

ただ、歯を剤って大丈夫なのかと思いませんか。
削るのはエナメル質の範囲の中なので、虫歯になったり、神経が痛むようなことはないです。
まれに、しみたりする場合はしみどめなどで対応します。

削る量はクリンチェックのシミュレーションで細かく設計されています。
そのため、無駄に削りすぎたりすることはありません。
インビザライン治療をするうえで必要な量だけを削ります。

歯を削ることに抵抗がある方はIPRをしない、治療計画を考えることも可能です。

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2016年12月11日

インビザラインが非抜歯で治療できる理由の二つ目として、遠心移動があります。
遠心移動と言われても、どこを動かすのって感じですよね。

主に奥歯を後ろ方向に動かすことを遠心移動といいます。
遠心移動をすると奥歯が全体的に後ろに下がります。
そのことによって、前歯を並べるスペースを作ることができます。

奥歯が後ろに下がったので、前歯を下げることができます。
前歯を後ろに下げたい方には特に有効的です。

ただ、遠心移動は時間がかかる傾向があります。
遠心移動をインビザラインの治療計画に入れた場合、アライナーのステージ数も伸びる傾向にあります。

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2016年12月4日

歯科医院ではよく撮影されるレントゲンにパノラマX線があります。
頭の周りを撮影器具が一周して、撮影されます。

顔全体の撮影ができるので、左右の非対称性がよくわかります。
顎の関節まで撮影されているので、顎関節の状態もわかります。
顎の関節に異常があると、矯正治療が難しくなる傾向があります。
矯正の難易度を知る上でも重要な情報が得られます。

左右の同じ部位を比較できるので、大きさが違うと歯の萠出位置の以上も把握できます。
小さく見える歯は内側に、大き見える歯は頬側に生えています。

奥歯の咬み合わせを見ることもできます。
そのため、噛んだ状態で撮影することがあります。

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2016年12月4日

インビザライン治療では非抜歯で治療できることが多くあります。
ワイヤー矯正ではできなかった、歯を並べるスペースを作ることができるからです。

歯を並べるスペースを作る方法にはいくつかあります。
今回はその中の1つ、側方拡大を説明して行きます。

顎の横幅が小さいと歯並びが悪くなることがあります。
円を考えてみてください。直径が小さいと円周は短くなります。
歯の並べるスペースも同じです。
顎の横幅が小さければ歯を並べるスペースも小さくなります。

インビザラインでは狭い横幅を拡げることができます。(側方拡大)
アライナーが内側から、外側へ押し広げるように力を加えます。
そのことによって、歯を並べるスペースを形成できます。

インビザラインが非抜歯で治療をできる理由の一つ目です。

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2016年11月27日

矯正検査ではレントゲンを撮影します。
レントゲン写真にもいくつか種類があります。
その中にセファロと呼ばれるものがあります。
正式には側方頭部X線規格写真といいます。

X線規格写真には側方、正面、斜め正面があります。
よくセファロと呼ばれているものは正確にはラテラルセファロのことです。
規格写真なので撮影条件は決まっています。

セファロを矯正でどのように活用するのか。
まず、セファロを分析する上で計測点をセファロの中に記入します。
近年では、デジタル技術が進んだため、PCで行えるソフトが普及しています。
PCで分析できるソフトがなかったときはセファロを紙にトレースして、紙の上で分析していました。

計測点にも多くの種類があります。
セファロ分析をする上で必要な点をセファロの上に記入します。
この点をもとに骨格、歯の生えている向きなどを分析していきます。
分析方法にも多くのものがあります。
平均的な数値と比較して、分析対象者の状態を把握します。

治療方針を決める判断材料になります。

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2016年11月27日

インビザライン治療を行うにあたって、歯の表面に突起をつけることがあります。
歯の表面につける突起のことをアタッチメントといいます。
アタッチメントをつける目的として、アライナーとの適合を上げ、歯をしっかりと動かすことができます。

アタッチメントにも種類があります。
大きく分けて通常アタッチメント最適アタッチメントがあります。
通常アタッチメントは比較的大きめの形をしていて、しっかりと動こかすことを目的としています。
一方、最適アタッチメントは小さめで特徴的な形をしています。
そのため、より細かな動きを可能にします。
どちらのアタッチメントにするかは歯にどのような動きをしてほしいかによります。

しかし、アタッチメントをつけると若干、慣れるまでは口の中に違和感があります。
アライナーの付け外しも、時間がかかることもあります。
よりよく歯をうごかすために必要なものだと思っていただければと思います。

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2016年11月20日

矯正治療の検査で歯の型取りをします。
金属のトレーに粘土のような素材を入れてお口のなかの型を採ります。

硬まるまで少し苦しいかもしれません。
型を採って石膏をつぎ、模型にします。

模型にお口の中を3次元的によくわかります。
歯の生えている方向、口の横幅、咬み合わせ、歯の大きさなどの情報を得ることができます。

治療方針を決定する上で、大切な情報になります。
矯正治療をしてきれいに歯が並ぶか、歯を抜くべきかなどを決定する材料になります。

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2016年11月20日

インビザライン治療では、PCでシミュレーションを作成します。

PVSまたは光学印象で正確な型取りをします(個々の歯型を3次元で表示します)
そのデータをアメリカのアラインテクノロジー社に送ります。

アラインテクノロジー社でデータを元にシュミレーションを作成します。
それが、クリンチェックと呼ばれているものです。
動画として見ることができます。

動画として、再生できるので治療を受ける方にとってどのように動いて、最後はどうなるのかもイメージできるようになります。

矯正治療をする過程を1ステージずつ、シミュレーションで示します。
どの歯をどれだけ、いつ動かすのかまで設計されています。
これを元にアライナー(マウスピース)が作成されます。

アタッチメント(歯の表面の突起)、IPR(歯と歯の間の隙間を作ること)も表示されます。
なので、いつ何を行うのかが明確にわかるようになっています。

何個のアライナーが必要なのか。
どれだけ、IPRを行うのか。
遠心移動、側方拡大はどれくれい行うのか。
完成の予想は患者さんの満足のいくものか。(ゴールの共有)

今までの矯正治療では、治療のイメージを治療する側と受ける側で共有することができませんでした。
クリンチェックを作成することで双方に過程やゴールのイメージを共有して治療が行なえます。

クリンチェックをより正確なものにするには、担当のドクターが細かく修正を加える必要があります。
何度かアラインテクノロジー社とやり取りをし、クリンチェックをより精度の高い、予測実現性の高いものにしていきます。

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2016年11月13日

矯正検査ではお口の中の写真を撮ります。

噛んだ状態で、正面、右斜め、左斜めから写真を撮ります。
前からの写真は噛んだときの前歯の歯並びを診ます。
右、左からの写真は噛んだときの咬み合わせの関係を診ます。

口を開けた状態で、鏡を口の中に入れて上の全体の写真、下の全体の写真を撮ります。
歯並びを咬み合わせの面から診ます。
口の中に鏡を入れるので写真を採るときに少し苦しいかもしれません。

噛んだ状態で、真横からと下斜めの方向から撮ります。
前歯の前後的な関係を診ます。
出っ歯、受け口などの関係がわかるようにします。

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