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マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム)とは

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正とは?

ワイヤーを使った従来の矯正方法とは異なり、マウスピース(アライナー)を装着して歯列を整えていく矯正方法です。
マウスピースなので取り外すことができ、口内ケアがしやすいという特長があります。

また、ワイヤーを使うと、動かしたい歯の隣にある歯に大きな負担がかかりますが、マウスピースは歯全体に力を分散させるため、特定の歯へのダメージもありません。

透明な素材で作られたマウスピースは、装着していても目立たないという利点があります。

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正にもいくつかの種類があります。
素材や装着時間の違いもありますが、インビザラインと他のマウスピース矯正には大きな違いがあります。それは、最初に目標とする歯並びをご相談の上で決定し、それに必要な最小限の動きを数百万のデータを基に治療計画として作り上げ、3Dシミュレーションソフトで確認しながら調整し、各ステージに必要なマウスピースを作製できること。ですから、インビザラインはムダのない矯正治療ができるのです。
もちろん、途中や最終ステージ終了後、再調整を行うフレキシブルな対応も可能です。

アソアライナー

アソインターナショナル社の製品であり、2010年から提供が始まった。現在では数十万の症例数がある。同社はもともと2005年に韓国の歯科医師が開発したクリアアライナーとライセンス契約をしており、クリアアライナーを提供していたが、ライセンス契約が切れると同時に独自の製品としてアソアライナーを世に出した。適応症は限られており、主に前歯の歯列不正を対象としている。装着時間はインビザラインと同様である。通常月に1回程度の来院が必要である。最近デジタル化に対応し、口腔内スキャナーでの型採りが可能となった。シミュレーションは作成可能だが、静止画である。また、マウスピースの枚数によって料金が違うという特徴がある。

クリアコレクト

2006年にアメリカで始まり、日本には2019年1月から導入された。インビザラインの後発という位置付けであり、開発者はインビザラインを提供するアラインテクノロジー社の元社員である。2017年にインプラント大手のストローマンの子会社となっており、今後の発展が期待される。症例数は全世界で100万症例に届こうとしている。インビザライン同様症例の制限はなく、使用時間や価格も同等である。来院頻度はインビザラインよりは多い。

アクアシステム

アメリカの大学で客員教授を務めた日本人歯科医師が2002年に開発したシステムであり、数万の症例がある。比較的簡単な症状が対象であり、装着時間は症状や患者さんの生活環境によって様々である。手作業でマウスピースを作成するため費用は比較的安いが、通常は月1回程度の来院が必要で、来院ごとに型採りを行う。画像シミュレーションの作成はできない。

キレイライン

2017年に日本で始まったマウスピース矯正であり、現在で4000程度の症例がある。対象となるのは前歯部の軽度の歯列不正であり、インビザラインと同様の使用時間が必要である。通常来院頻度は月1回程度である。画像シミュレーションの作成はできない。マウスピースの枚数によって費用は変わるが、30万円以下に設定されている。

スターアライン

ドイツで開発されたシステムであり、日本には2013年に導入された。数万の症例数があり、対象となるのは前歯部の軽度の歯列不正である。使用時間は18時間以上に設定されており、インビザラインよりは短い。動画シミュレーションの作成が可能である。費用はマウスピースの枚数によって異なるが最大でインビザラインと同等になる。

ストレートライン

2007年に日本で始まったマウスピース矯正であるが、2013年に提供会社が経営破綻し、中止となった。治療中断となった患者さんも数百名おり、契約していた歯科医師らによって被害者の会が作られた。

DENマウスピース

1998年から福岡県の歯科医師が独自に研究を行い、開発されたシステムであり、2010年に商標登録がなされた。3000以上の症例があり、適応症は広いが重度の不正咬合には対応ができない。使用時間は8~10時間と少ないのが最大の特徴である。基本的に2週間毎の来院が必要であり、その都度型採りを行って、技工士が手作業でマウスピースを作成している。画像シミュレーションの作成はできない。費用はマウスピースの枚数によって異なる。

エシックスアプライアンス

マウスピース矯正の生みの親である、Dr.シェリダンによって開発されたシステムである。しかし、現在は保定装置として販売されており、矯正治療装置としては販売されていない。一部の歯科医師がDr.シェリダンの方法に則って昔ながらの方法を矯正治療に応用しているという現状である。

インビザラインのご紹介

インビザラインのご紹介

0.5mmという薄い透明な素材でできたマウスピースを使って歯列矯正を行う、インビザライン。
約2週間ごとにから1週間ごとに、装着するマウスピースを取り替えていきます。世界で1000万人(2021年4月時点)以上が治療を受けているポピュラーな矯正方法です。

透明で目立たないマウスピース矯正は何種類かありますが、インビザラインは世界的な実績を誇っています。クリンチェックというシミュレーションで治療計画を立てて、患者さまが事前に歯の動きを3Dでご確認できるのはインビザライン矯正だけ。
患者さまお1人おひとりに合わせて、認定ドクターとアメリカのエンジニアが緻密で総合的な治療計画を検討し、オーダーメイドの治療計画を立てていきます。

ワイヤーを使ったものや他のマウスピース矯正では、治療を手探りで進めます。
目標となる歯列の状態まで整えるためにさまざまな工程を経るため、どうしてもムダが多くなってしまいます。インビザラインはクリンチェックを行って最終目標となるゴールまでの計画を立て、それに沿ってマウスピースを変えていくので、歯を動かす範囲が必要最小限ですみ、動かさない歯への負担も軽減されます。

また、途中の進行状況や治療後に修正や追加ができるフォローも含まれています。