矯正コラム
2016年10月23日
歯科治療では金属を使うことがあります。保険診療で被せ物や詰め物はよく使われています。ワイヤーを用いて矯正治療を行うと、ワイヤーやブラケット(歯の表面につけるもの)は金属が使われることが多いです。部分入れ歯の針金の部分にも使われます。
歯科治療を行うと金属を使うことは結構多いものです。歯科治療で金属を使うと必ず、金属アレルギーをおこすというわけではありません。金属が溶出して、金属アレルギーを起こすことがあるので、アクセサリーをつけるとアレルギーが出るような方は事前に金属アレルギーのテストを受けたほうがいいでしょう。どの金属にアレルギーが出るかを把握しておけば、歯科治療で金属を使わなければいけときにも安心です。
アレルギーの反応は口の中だけでなく、手や足に出ることもあります。このような症状を掌蹠膿疱症と言います。まれに、複合的な要因でアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
インプラントで用いられるチタンなど、生体親和性(身体との馴染みやすさ)の高い金属以外は、身体に優しいとは言えません。
投稿者 池袋はならび矯正歯科