アーカイブ: 2016
2016年11月20日
インビザライン治療では、PCでシミュレーションを作成します。
PVSまたは光学印象で正確な型取りをします(個々の歯型を3次元で表示します)
そのデータをアメリカのアラインテクノロジー社に送ります。
アラインテクノロジー社でデータを元にシュミレーションを作成します。
それが、クリンチェックと呼ばれているものです。
動画として見ることができます。
動画として、再生できるので治療を受ける方にとってどのように動いて、最後はどうなるのかもイメージできるようになります。
矯正治療をする過程を1ステージずつ、シミュレーションで示します。
どの歯をどれだけ、いつ動かすのかまで設計されています。
これを元にアライナー(マウスピース)が作成されます。
アタッチメント(歯の表面の突起)、IPR(歯と歯の間の隙間を作ること)も表示されます。
なので、いつ何を行うのかが明確にわかるようになっています。
何個のアライナーが必要なのか。
どれだけ、IPRを行うのか。
遠心移動、側方拡大はどれくれい行うのか。
完成の予想は患者さんの満足のいくものか。(ゴールの共有)
今までの矯正治療では、治療のイメージを治療する側と受ける側で共有することができませんでした。
クリンチェックを作成することで双方に過程やゴールのイメージを共有して治療が行なえます。
クリンチェックをより正確なものにするには、担当のドクターが細かく修正を加える必要があります。
何度かアラインテクノロジー社とやり取りをし、クリンチェックをより精度の高い、予測実現性の高いものにしていきます。
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2016年11月13日
矯正検査ではお口の中の写真を撮ります。
噛んだ状態で、正面、右斜め、左斜めから写真を撮ります。
前からの写真は噛んだときの前歯の歯並びを診ます。
右、左からの写真は噛んだときの咬み合わせの関係を診ます。
口を開けた状態で、鏡を口の中に入れて上の全体の写真、下の全体の写真を撮ります。
歯並びを咬み合わせの面から診ます。
口の中に鏡を入れるので写真を採るときに少し苦しいかもしれません。
噛んだ状態で、真横からと下斜めの方向から撮ります。
前歯の前後的な関係を診ます。
出っ歯、受け口などの関係がわかるようにします。
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2016年11月13日
近年、歯科治療においてデジタル技術が発達しています。
従来までだったら、歯の型を取るときに粘土のような素材を口の中に入れて採っていました。
患者さんは苦しい思いをすることが多かったです。
新しい技術が開発されて、光を当てるだけで歯の型を採れるようになりました。
現在、被せ物を作るときに主に使われています。
インビザライン治療でも型を採るときに使えるようになってきました。
今まで、インビザライン治療ではPVSといって、シリコンの印象を採っていました。
シリコン印象材は固まるまでに時間がかかることが多く、患者さんは大変な思いをすることがありました。
今後、光学印象材の普及で患者さんの負担は軽減されるでしょう。
また、治療の効率化にもつながります。
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2016年11月6日
矯正治療をする前に顔の写真を撮ります。
顔の写真にもいくつか種類があります。
正面からの写真(普通の表情、笑顔)、横顔の写真、斜めからの写真があります。
矯正治療の診断をするときに、それぞれ意味があります。
正面からの写真は顔の対称性、唇の閉じ方などを診ます。
笑顔の写真は歯茎の見え方を診ます。
矯正治療をするときに前歯の上下の位置を決めるのに参考にします。
横顔の写真は鼻の頭から下顎の尖っているところに線を引きます。
そのときに唇が結んだ線の中にあるのかを診ます。
唇が結んだ線の中にあるとき、バランスが良いと考えれています。
唇を前に出すまたは、後ろに引っ込めるのかの判断材料になります。
斜めからの写真も唇の閉じ方などを診ます。
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2016年11月6日
インビザライン治療をするときに、歯の型を採ります。
このことを、PVSと言います。
ポリビニルシロキサシンを主成分とするシリコン印象材を使用します。
正確な型取りが求められます。
不明瞭な部分があると、クリンチェック(シミュレーション)を作ることができません。
トレーはインビザライン専用のトレーを用いることが多いです。
トレーは患者さんの歯列の中に収まるように十分に調製します。
型を取る材料はシリコンの印象材を2種類使います。
柔らかく、細かな型が採れるものと硬く、土台になるものを合わせて使います。
しっかりと圧接することで歯と歯肉の境目まで記録できます。
正確な型取りはシミュレーションの作成に必要なだけでなく、出来上がったアライナーの精度に影響します。
しっかりとしたアライナーでなけれが歯を動かすことができません。
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2016年10月30日
インビザライン治療を考えている方が相談に来られたときにする、質問をご紹介します。
アライナーを装着していると人に気づかれますか。
→多くの場合、気づかれることはありません。光の加減でアライナーが光ったりするときはまれに気づかれることがあるかもしれません。
痛くないですか。
→動かすスピードをコントロールしているので、痛みが出ることは少ないです。装着時の痛みより、取り外しのときに痛みが出ることがまれにあります。デコボコが多いとアライナーの取り外し時に力がかかることがあります。
インビザライン治療で虫歯になりやすくなりますか。
→アライナーを装着している間の飲食の制限を守れば、虫歯になりやすいということはありません。ただ、今までよりも歯みがきは頑張る必要はあります。歯と歯の隙間はフロスを通すことをお勧めしています。また、定期的に歯の検診、クリーニングをすることもお勧めしています。
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2016年10月30日
KDCグループ代表 神谷規明はインビザライン ダイヤモンドプロバイダーの称号をアラインテクノロジー社より授かっています。
ダイヤモンドプロバイダーはインビザライン治療を多く行っている経験豊富なドクターに与えられ、治療可能な範囲が限りなく広いことを表しています。
現在、日本国内では10人ほどしかおらず非常に貴重なことです。
KDCグループでは経験豊富な代表 神谷規明の監修の元、インビザライン治療を行っております。
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2016年10月23日
歯科治療では金属を使うことがあります。保険診療で被せ物や詰め物はよく使われています。ワイヤーを用いて矯正治療を行うと、ワイヤーやブラケット(歯の表面につけるもの)は金属が使われることが多いです。部分入れ歯の針金の部分にも使われます。
歯科治療を行うと金属を使うことは結構多いものです。歯科治療で金属を使うと必ず、金属アレルギーをおこすというわけではありません。金属が溶出して、金属アレルギーを起こすことがあるので、アクセサリーをつけるとアレルギーが出るような方は事前に金属アレルギーのテストを受けたほうがいいでしょう。どの金属にアレルギーが出るかを把握しておけば、歯科治療で金属を使わなければいけときにも安心です。
アレルギーの反応は口の中だけでなく、手や足に出ることもあります。このような症状を掌蹠膿疱症と言います。まれに、複合的な要因でアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
インプラントで用いられるチタンなど、生体親和性(身体との馴染みやすさ)の高い金属以外は、身体に優しいとは言えません。
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2016年10月23日
アメリカではカスタムメイドの矯正装置としてFDAに医療機器として認証を受けています。装置はISOを取得している製造所で作成されており、多くの治療実績があります。
日本ではインビザラインだけではなく、カスタムメイドの矯正装置は患者ごとに作成している装置のなので薬事法上の医療機器にも技工物にも該当しません。ただ、インビザラインの材料は薬事認証を有しており、アレルギーなどの安全性は保証されています。
日本と外国ではインビザラインを取り巻く環境に差があります。しかし、日本でも年々治療患者数が増えてきています。これは、インビザラインが社会的に認められてきたということではないでしょうか。
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2016年10月17日
患者さんは金属の被せ物を銀歯と表現します。しかし、実際は銀だけでできているわけではありません。金も含まれている合金でできていることが多いです。保険治療でよく使われる金属は、金銀パラジウム合金と言います。12%も金が入っています。
金属を使うため、目立ちやすいです。口を開けたとき、銀歯があると気づかれることが多いです。また、金属アレルギーをおこすこともあります。
適合が悪いと、銀歯と歯を接着したセメントが溶けて銀歯と歯の間に汚れが貯まることがあります。そのため、細菌繁殖をおこし虫歯ができることがあります。精度の高い銀歯が求められます。
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