ホーム > 投稿一覧 > 所沢矯正歯科 まつおか矯正歯科ブログ > マウスピース型矯正治療法(インビザライン矯正システム・薬機法外)で開咬は治るの?④インビザラインで開咬が治る理由

矯正コラム

2016年6月27日

開咬の場合、奥歯を低くして、前歯を引っ張りだすと口が閉じてくることは想像できますか。
インビザラインでは奥歯を固定源にして、前歯を引っ張りだす(挺出させる)ことができます。
このとき、固定源にしている奥歯に作用反作用の力が加わり、奥歯を低くする(圧下させる)ことができます。

なぜ、マウスピースを入れることで、前歯の挺出ができるのか。
それは、マルチトゥース挺出用最適アタッチメントを使用しているからです。
マルチトゥース挺出用最適アタッチメントは挺出させるように、設計された特殊なアタッチメントです。

よって、上顎前歯4本をブロックとして、挺出する力をかけることができます。
4本の歯それぞれの歯には、それぞれ挺出に必要な力がかかるように設計されています。

また、前歯を挺出させない方が良い場合、奥歯の圧下のみを行うこともあります。

奥歯の圧下は、ワイヤー矯正では難易度が高い治療となりますが、インビザラインでは比較的容易な治療になります。

その理由に、人が自然に持つ咬合力(噛む力)により、インビザラインのマウスピースの厚み(平均0.7mm)分、奥歯が自然に圧下されることが挙げられます。

   

投稿者 池袋はならび矯正歯科