矯正コラム
2018年6月17日
急速拡大装置
上の顎の幅が狭いときに使われる矯正装置です。上の顎は2枚の骨が結合して構成されています。急速拡大装置を使うことで、つながっている部分を少しずつ拡げて顎の幅を拡げます。
適応となるのは主に、成長期くらいまでが多いです。歯を並べるスペースが少ないときや、奥歯の咬み合わせが交叉咬合(上の歯が下の歯より内側にある)になっているときに使われます。
装置の構成はバンドを左右2ケ所ずつ歯に装着します。この間をワイヤーでつなぎ、真ん中にネジを埋めるようになっています。ネジを回すことで外側に力が働きます。
使用期間は数ヶ月程度です。この間は装置は取り外すことができません。上の顎を拡げた後も状態を維持するために装置を入れたままにします。
投稿者 池袋はならび矯正歯科